タンニングベッドの効果的な使い方

危険性と効果的な使用法

タンニングベッドは便利な器具ですが、それでも過度な使用は避けなければいけません。照射時間が比較的短いので、使用直後はあまり自覚症状がないのですが、後からひどいやけどになる場合もあります。こうした危害は殆どがやけどと皮膚障害で、皮膚障害の多くは赤い斑点が出る程度の症状が軽いものです。

 

それでも中には全身症状が悪化して点滴や入院治療を受けた例などもあるので油断は禁物です。悪化の多い部位は顔と全身で、使用してから数時間後、半日後、翌日などになってから、腫れや痛み、水ぶくれなどの症状が出るのが特徴で、嘔吐、気分が悪くなったなどの症状や、眼痛、目がチカチカするなど眼の障害が出る例も報告されています。もちろんこれらは過度な使用が原因となっているわけで、正しい使い方をしていれば、まず心配はありません。

 

そもそも夏の暑さで日焼けをするイメージが強いのですが、実際の日焼けの機能そのものには何の関係もなく、タンニングベッドの場合も光源などから熱を発するので、思わず頑張ってしまうのかもしれません。

 

更には冷却も重要な要素の1つです。適度な温度の環境下では、体の新陳代謝も活発化して精神的にもリラックスした効果的なタンニングをすることができます。特に夏期には室温を23°C以下に保つことが大切で、これでタンニングベッドによる快適な日焼けができます。目安としては体の表面にうっすらと汗がにじむ程度が最適環境となるので、うっかり過度の使用にならないよう注意してください。